タペストリーのように 2008/04/18 (Fri)

blogをやっていると、時々考えます。
なぜ私は、書いているのだろう、
この行為に、一体どんな意味があるの？

見知らぬ人が読んで、ホッとしたり、笑ったり、
時には考え込んだり、思いにふけったり、
共感も反感もあることでしょう。

誰もが悩み迷い、喜びと悲しみを繰り返し、
やがて時は過ぎて、物事は変わっていく、、、
そんな当り前のことが、ゆっくりと模様になって浮き出るようにと、
小さな言葉をよせ集めては、せっせと文章に紡いでいく、、、
誰の為でもなく、きっと自分自身の為に。

私達の日 2008/04/16 (Wed)

初孫の誕生で大わらわの夫の実家も
葬儀や母の手術で疲れている私の実家も
息子の命日など、すっかり忘れています。
でもこれが、ようやくかなった私の望む形。

日々思っている私は、ことさら命日と言われると、
溜息が出るのです。未だに辛いのです。
本当は一年で一番、私をそっとしておいて欲しい日。

なぜかタイミング良く、下痢と発熱で仕事を休んでいた夫と、
お供えを飾ってから、ゆったりと買いだめしたDVDを見ました。

ありがとう息子、あなたがくれた心の休日。
あなたのいない生活は寂しいけれど、私達は3人だった幸せの意味を忘れない。

ふたり 2008/04/14 (Mon)

私と夫は最小限の家族。

互いの存在は大きくて、
いつかの「別れ」も覚悟して、
一緒にいられる「今」を大切に生き、
相手の人生に、最も大きな影響を与え、
これまで一緒に過ごした時間と出来事を、
時々映画のように思い出しては、笑ったり涙して、
出合いから今日まで、かなり刺激的ではありました。

私となら「なかなか経験できない人生が送れそう」と思ったという彼、
そのとうりになって、、、よかったんだか、どうなんだか〜
目覚めた朝に、夫の寝顔を見ていると、そんなことを思います。

形あるもの 2008/04/12 (Sat)

どれだけ大切に使ったとしても、
あらゆるものは、いつかは壊れます。
普通に軽く拭いていただけなのに、
ペンダント照明のカバーがパキッと割れ、
仕事場の照明も耳鳴りのような音が出るし、
結局あれこれ何点か、買替えることになりました。

ネットで買うと、照明もブラインドもほぼ半額〜
それで節約して、なんやかやで、昨年からのばしのばしの
和室のリフォームに、お金を回すことにしました。
やれやれ、みんな終わって落ち着く日は、いつのことやら〜

奇蹟の夜 2008/04/11 (Fri)

動悸がおさまらず、眠つけない深夜、
突然、壊れかけの寝室のＴＶが
ONになり、なんと森山直太郎ｸﾝが、
どこかの卒業式(女子高?)で、生ギターで、
「さくら」を歌う姿が、映りました。

途中でどこからか、コーラス部の美しい声が入って、
彼もワンフレーズだけ、言葉に詰っていましたが、
最後まで歌い上げました。(NHK"春うた"の再放送だったようです）

ああ、良かったなぁ〜これが聞けて。
発作がなくて深く寝入っていたら、たぶん気付かなかったでしょうに。
次第に息苦しさも消え、孤独ではなく感動の涙とともに、
やがて私も、安らぎの眠りにつくことができました。

「上がり」は遠い 2008/04/09 (Wed)

あれこれと、バタバタして、
やっとひと休みできそうになって、
(しかも、もう忘れかけていたのに)
また、パニック発作に襲われています。

動悸と息苦しさに悩まされ、夜中にも目覚め、
医師と相談して、また強い薬にもどりました。
順調に薬を減らせていたのに、また副作用の眠気とだるさとの戦い開始〜
双六に例えれば「振り出しに戻る」とまではいかないけれど
「途中の『一回休む』まで戻る」ってとこでしょうか〜
またゆっくりと、駒を進めるしかありませんね、トホホ。

義姉からの御礼 2008/04/08 (Tue)

実家の兄夫婦の留守に、数日父母の世話をして、
入れ違いで、顔を会わせず帰宅した私に
兄嫁さんからFAXが届きました。

おかげさまで、安心して家を空けられたと
感謝の言葉があり、そして、、、

移り変わり 2008/04/06 (Sun)

「お前は、『諸行無常』を知っているか？」
いきなりの父の質問に、平家物語の
有名な出だしを思い出しつつ語ると、、、

「なぜ、そんなことを知っている！？」
学校で習った後、この現実を私は生きたもの。

家の都合で小学校もろくに行けず、養子に入った母の実家を事情で出て
お寺さんとの付き合いもないままの父は、米寿にして初めて、
「諸行無常」ということばの意味を、自分で納得できたらしいのです。
遅すぎるなんて言わないので、次に会うまで忘れないようにと、
あれこれと思い付く言葉を書いて、置いてきました。

「諸行無常　栄枯盛衰　盛者必衰　生者必滅」

「さようなら」と「いらっしゃい」 2008/04/01 (Tue)

３月の終わりだというのに寒かった日々。
義姉のお母さんが亡くなったと電話があり、
その夜、夫の姪が無事出産との嬉しい知らせ。

去っていった人、やって来た命、
今を生きる私の仲間は、増えたり減ったり、、、

高齢で遠方の葬儀にも出られず、実家に残っている老父母の世話をする為に、
明日からしばらく、留守にすることになりました。

目の前にどんどん押し寄せる現実に、ひとつひとつ対峙して、
「生きる意味」というファイルに入る「見えない何か」を、私はまたもらって来ます。

中華ランチ・レンゲ事件 2008/03/31 (Mon)

初めてなのに、そんな気がしない方と、
（声も姿も心も、お美しい〜）
中華ランチを食べていた時のこと、、、

彼女は「田」の字の塗りの器に入った、
とろみの付いた[かき卵風]の１品に、
果敢にも「割箸」を何度も使って、
「Wツルツル」と戦っていました。