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〜 小さな言葉の花束が、どこかのあなたに届きますように 〜 (SINCE 2006/9)
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12/03ひだまり
父「俺はもっと早く死んでおけば良かった、、、」

私「誰でも、いつかは死ねるんだから、
  何も心配いらないんじゃない?
  私のほうが先かもしれないから、
  そうなったら、待っててあげるわよ〜」

米寿を迎え、もうほとんど歩けない父に、
長生きして欲しいなどとは、高望みはしません。
命ある日々を大切に、母と仲良く暮して欲しい、、、
けれど、実際は見事なまでに、正反対の生活なのです。

自分の不具合を嘆いて、目の見えない母にあたり
近しい人が亡くなるたびに、ひどく怯えています。
正直言って、心が半分、もう生きていないように見えます。

冗談のひとつも言って、家族に笑顔を与えたり、
折々に優しい言葉をかけることだって、
認知症ではないのから、できるはずなのに、、、

私が笑っていたら、「うるさい」とまで言い、
何かのきっかけで、母の悪口を、延々と話し出します。
私「もしかして、お互いに同じように思ってるんじゃないの」
父「そうかもしれん、、、」

9才で母親を亡くし、沢山の人を見送って来た父が、
自分のこととなると、何も心の準備ができていないことが、
私も兄も、どうにも不思議でなりません。
もしかして、自分とその人生を、愛していないのかしらん。

父の残りの貴重な時間は、悲しく過ぎているように私には見えます。
私は娘だけど、父の人生は父のもの。
どれだけやさしく接しても、本人が気付かない限り限界があります。

久しぶりの実家は、「心の生活」の大切さを実感させてくれました。
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おかえりなさい
人生の終盤はみんなそれぞれでしょうが、
自分の時はどうなんでしょう。
母の様子をみていると色々と考えてしまいます。
お父様のお話しを聞いているのも辛いですね。
良くも悪くも夫婦でいるかぎりお互い様ですもんね。
最後に笑い合える関係でいられるといいですね。(自分も含めて)
かりん URL 2007/12/03(Mon)19:30:14 edit
花ごころからかりんさんへ
ただいまぁー 無事に帰ってきました。
当日よりも後に疲れが出て来て、まだヘロヘロ〜

とても仲の良かった私の両親が、このような晩年を迎えるなんて、、、人生って本当にわからないものです。
私の訪問を強く望んでいる様子がありありと見えるけれど、自分の体調を考えると、もう以前のように頻繁には行けないし、楽しいことばかりでもないので、精神的な負担もよりいっそう大きくなりました。だからこそ、一緒にいる間だけでも、3人で楽しくすごせたらいいのにな〜と、切実に思います。
お互いの人生の、貴重な時間ですものね。
【 2007/12/04 14:42 花ごころ 】
老いもいろいろ?!
男の人の方がもしかしたら、小心者の部分があるのでしょうか。
うちの父も認知症で困ったものだと思いましたが、ある意味何の怖れも不満も愚痴もなく、シアワセなのかもしれないですね。
うちの父は愚痴も言えなくなりました。「孫の年」と「今度食べに行こう」「孫は将来何になりたいのか」をグルグル繰り返すだけです。
それはそれで「う~ん・・困ったものだ」と思い、うまく老いるってムズカしいものですね。
私はどんな老い方をするのか怖くなります。
ひとつの☆ 2007/12/04(Tue)05:23:02 edit
花ごころからひとつ☆さんへ
「老い」は身体的にも肉体的にも、若い頃からどんな生活をしてきたかが、肉体的・精神的に、かなり影響すると思います。
昨日たまたま、100歳以上のお元気なお年寄りが、認知症にもならないで、どんな生活を送ってきたのかを見て、やっぱりーと納得しました。
食生活のバランス、毎日の簡単な運動、そして自分の楽しみを持ち続けることなど、自然で納得できるものばかりでした。
今からでも気をつければ、楽しい老後を送れそうですよ。
【 2007/12/04 08:08 花ごころ 】
ドキリ・・・
今回のテーマ、我が家の母に当てはまり過ぎてて怖いですぅ~
70歳ちょっと手前の今から、もう花ごころさんのお父様のような状態が始まりつつあり、今後が心配です。

親子でも共有できる部分と、出来ない部分があるということを、母はわかっていないようで、娘だからわかって当然!的な態度・・・
全部を受け止めて欲しいようなんです。
いくら娘でも無理ぃ~~

>本人が気付かない限り限界が、、、
 ↑同感です!!
kaze 2007/12/04(Tue)09:46:07 edit
花ごころからkazeさんへ
父はパーキンソン病を患っているのですが、ちょっと鬱の傾向もあるように感じます。
また、親身になればなるほど、自分の思いどうりにしようとする傾向が増え、私への要求もエスカレートするので、時々は拒絶もしたりと、さじ加減が難しい〜
きっと私の父もkazeさんのお母様も、自分へのいら立ちを、自然と「甘え甲斐のある人」を選んで、ぶつけるのかなーと思うんですよ。心も考え方も柔軟性を失って、人の意見を聞くことが出来ないのが、ちょっとかわいそうなくらい、、、
たまに行くだけだから、まだ私ももつけど、もし同居したら、こっちがどうにかなりそう〜
世話をしていてくれる兄夫婦には、本当に感謝してます。
【 2007/12/05 15:17 花ごころ 】
そうですね。
うちの場合は、花ごころさんのところと逆で、母の方が、父や家族にアタリ気味でした。(多分その頃から、脳梗塞の傾向があらわれはじめていたのかも)自分の思うように 身体が動かない。相手に上手く思ってる事が、伝えられない、伝わらないで、イラツキ気味でしたもの。。。(まわりの人の感情まで読み取る力がなくなっていた)
もしかしたら、母にとっては、今の状態の方がしあわせなのかも、、。と 思ったりしています。
eco URL 2007/12/04(Tue)11:15:23 edit
花ごころからecoさんへ
御病人にとっては、理解されないもどかしさが、一番辛いかもしれませんよね。どんな状態でも「その人らしさ」を失わないということがいかに難しく、そんなふうに老いていけたら、どれだけ幸運か、、、、
でも例えどんな状態でも、会いに行って言葉をかけてあげること、離れていても気にかけてあげることで、伝わる「何か」があってほしいなーって、私は願っています。
【 2007/12/04 14:19 花ごころ 】
年のとり方は
人それぞれですね。
ご両親は以前は仲良しさんだったご様子。不思議です。
悔いの無いように生きたいとは思いますが、何事もその時になって見ないと判らないので、自分も依怙地なお婆ちゃんになるタイプかも、などと考えてしまいちょっと不安です。
昔は年を経ると自然と仏に近づいて、心静かになるのかと思っていました。(苦笑)
会社の人も見ていると、年をとり、かえって忍耐力がなくなって人の話を聞かなくなるようなので私も気をつけなきゃ(-_-;)
nori URL 2007/12/05(Wed)15:08:54 edit
花ごころからnoriさんへ
私も父に似た所があるので、気を付けようと心底思ってます。
愛される年寄りになりたい(まず、そこまで生きなくては!)というのが、私の願いなので〜
私の観察と感想では、病気のせいで身体が思うように動かない、脳も老化してできないことが増える、それを受け入れられないままだと、自信をなくし、ジタバタと抵抗して、当り散らすことになりそうです。
父が大量の、一回分がパックされた薬の袋を数えていたのですが、いつまでたっても数えられません。10袋ずつ数えて輪ゴムでとめたらどうか、もしくはマジックで飲む日付けを書き込んで1週間分を透明な袋に入れたら(私はそうしてます)と進言したのですが、全く聞く耳持たずで、何度も1から数え直して、周りで音がすると気が散ると、怒りまくってました。
皆、放っておこうとなって、哀れなような、ちょっと笑えるような、、、完璧主義の頑固もココまで来れば御立派!!
好きなだけやってもらってればいいわと、母と別室で楽しくおしゃべりしてましたよ〜
【 2007/12/06 07:48 花ごころ 】
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名古屋市内で夫と暮す50代。
今を生きる[私]から[あなた]へ、気の向くままに思いをのせて、花びらが風に吹かれていくような、そんなことばのおたよりを綴ります。

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