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〜 小さな言葉の花束が、どこかのあなたに届きますように 〜 (SINCE 2006/9)
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08/15あやしい雲
出席できなかった両親の米寿&傘寿を祝う会、
「鶴亀絵入りカステラ」を出席者への御礼に手配し
我家からの「祝辞」も代読者の兄に託しました。

その準備は、実はとても辛かったのです。
なぜ出られないのかと、「弱い自分」を責めて、
「行けない自分」を認める為に、何日も、もがきました。
両親の不仲に苦しんでいる心には、嘘をつけないまま、
今ふたりが、揃って生きていてくれることの重みを大切に考えて、
ユーモアをこめた言葉を選びながら、、、それでも涙があふれました。

祝辞全文  

お父さん、米寿おめでとうございます。
お母さん、傘寿おめでとうございます。
今日は参上できず、誠に申し訳ありませんが、夫・○○さんと共に、
名古屋から空を見上げて、心よりお祝いの言葉を贈ります。

おふたりとも、間違いなく神様の悪戯で結ばれて、
なんの手違いか、出来のいい息子と不肖の娘を育てつつ、
バラエティに富んだ人生を歩まれ、手元で慈しんだ孫も成長し、
もうすぐ曾孫の誕生を待つという、目出たい身となられ、
貴重なDNAは、世間の迷惑顧みず、確実に受け継がれております。

この後に及んでは、楽しい老後生活と思いきや、
そうは問屋が卸さないのが、世の常と申しましょうか、
それぞれ不具合に翻弄されつつも、日々を生きるそのお姿は、
これからの私達世代にとって、「人生、どうとでもなる」という
貴重な老後の手本として、多くの事を学ばせて頂いています。

「朝起きたら、生きてるだけで、今日一日まるもうけ」
という言葉がありますが、また次の長寿の節目が祝えますように、
ご自分の身体と、もし余力があったなら、相方も多少いたわって、
どうか、これからも暦を重ねて行ってくださいませ。

本日、お忙しい中を御参加頂きました70才以上の皆様、
これからも、このひと組の夫婦を、それまでの歴史と共に
暖かい目で見守って、折りに触れ支えて頂きますよう、
用意致しましたささやかな賄賂、いや引き出物に添え、
言いたい放題の娘から、心より御お願い申し上げます。

   平成20年 7月○日 大安吉日      ○○○○
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おめでとうございます
米寿 と 傘寿 のお祝い

おめでとうございます。

苦楽を共に生きて来たお二人・・・
老後こそ手を取り合い穏やかな日々を送って欲しいと願う そんな思いが伝わって来ます。
 
花ごころさんの想いが 
伝わっていますように・・・
eco URL 2008/08/18(Mon)20:01:03 edit
花ごころよりecoさんへ
ありがとうございます。
長寿の家系かしらんと、先行だけはちょっと明るい?

高望みはしないけど、ほんのちょっとだけでも( 昔の10分の1でも)仲良くしてくれたら、私は嬉しいです。
その空気を変えていた(つもり)の私が行かなくなってしまって、ふたりがかえって協力していてくれるといいんですが、、、神のみぞ知る〜
【 2008/08/19 11:52 花ごころ 】
米寿&傘寿
米寿&傘寿のお祝いを開いてくれる人がいることだけでも幸せだと思います。
この謝辞の気持がご両親に伝わりますように。

余り心を痛めると花ごころさんの体調が心配になります。
親といえども、ひとりひとり別の人間でそれぞれの考え方があると思うと少し楽になります(私は時々苦しくなるとこう考えて何とか自分を責めることから逃げてます)
nori 2008/08/21(Thu)13:47:06 edit
花ごころよりnoriさんへ
適切なアドバイスをありがとうございます。
歳だけ重ねても、進歩がない自分には呆れちゃいます〜

愛情を持っている相手ゆえに苦しむことをやめられないというのは、一種の「性(サガ)」のようなものかもしれません。私の体調を気遣って してくれた兄から「父がいつ動けなくなるのか、わからないような状態」と聞くと、やっぱり元気なうちに、数時間でも会いに行かなくてはと、また葛藤が。
親の人格が変わっていくことだけでも、もっと自然に受け入れられるように、修行せねばいけませんよね。
【 2008/08/22 11:05 花ごころ 】
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花ごころ
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女性
自己紹介:
名古屋市内で夫と暮す50代。
今を生きる[私]から[あなた]へ、気の向くままに思いをのせて、花びらが風に吹かれていくような、そんなことばのおたよりを綴ります。

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