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〜 小さな言葉の花束が、どこかのあなたに届きますように 〜 (SINCE 2006/9)
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11/12暗い雲
私からおつき合いを絶ち切った友人のことを
この頃、苦しい気持ちで思い出すのです。

何回か、突然自殺願望を訴えて来るその人と、
夫も医師も、会っても連絡してもいけないと、
厳しく言い、私もそれが正しいと思いました。

「死にたい」と漏らしていた息子に、本当に死なれた当時の私には、
彼女とのおつき合いは、それはそれは、過酷な試練でした。

知人を介して、仕事が無いと訪ねて来た彼女に、いつくか事務所を紹介し、
おつき合いが始まってから、10年くらいは経っていた頃でしょうか。
一人で二人の子供を育てていた彼女を、応援したい気持ちも、沢山ありました。

ひとりじゃないとわかって欲しくて、必死になりました。
自分も危うくなるのに、助けるのが使命のように感じてしまいました。
もし死なれたらと、2つ目の十字架を背負う恐怖で、いっぱいでした。
どこからの電話でも、誰からのメールの着信音でも、ビクッとするようになって、
やがて、再び眠れない夜が始まりました。

そして行き詰まった私が「いつか、また」と結んだ最後のメールは、
自分がいつか、もっと強くなれるはず、というおごりでした。
彼女からのお詫びの手紙にも、これは自分の問題だからと距離をとり
「心病む者のわがままを、許してください。いつの日にか
 こちらから連絡できる時まで、待ってください。」と返し
それは今となっては、彼女から逃げた私の「免罪符」になってしまいました。
すっかり降参したままの、弱い私。
今だに、精神の治療を必要としていることが、その証しかもしれません。

どうか私が勧めたプロの治療を受けて、好転していてくれますように〜
私のことを怒っても恨んでもいい、ただただ、生きていて欲しいのです。

浅はかだった私も、多くの事を学びました。
立ち入り過ぎては、かえって相手のためにならないこと、
結局は残酷な結果を突き付けることになって、傷つけること、
私には、人を救える力などないという身の程も知りました。
その後の私に、いろいろな影響を与えた出来事でした。

家も電話も知っている彼女が、最後の数回のやりとりの後で
何年も「沈黙」のままなのは、理解されていると勝手に思いたいのです。

私なんかがいなくても、ちゃんと生きていける、
そういう人になっていてほしいと、心から願って、
このまま二人の時間は交わることなく、別々に過ぎて行く、、、
おそらく、それでいいのでしょう。

最後まで彼女を支えられる穏やかで強い人が、現れていますように。
神様、どうか、どうか、お願い。
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孤独のひとつホシ
彼女だけでなく私自身もそうなのですが、誰かに全てを頼らずにいられないタイプの人間なのかもしれません。
彼女は次の誰かにもたれかかっても、またその人は同じように苦労され、去っていかざるを得ないでしょう。

私も彼女ももっと「人に頼らず1人で生きる」レッスンが必要なのかも。
これが私についている神様のプレゼントなのかも。。。
ひとつ☆。。 2007/11/21(Wed)23:25:31 edit
花ごころから孤独のひとつホシさんへ
ひとつホシさんは、彼女とは違うタイプだと思いますよ〜
人は誰かを頼ったり、力を借りたりと、一人では生きてはいけないものだし、互いに助けあえるものす。
でも、同居でもない友人が、24時間体制感覚で心を砕いて見守ってあげられるのは、せいぜい数日が限界です。何があったのかわからないのに、突然の訴えが何度もあって、私の心が疲れてしまったのですね。

例えば自分で、全然立とうとしない人を支えるのはとても大変ですが、少しでも立ち上がろうとする力のある人なら、支えるほうも余裕が持てます。しがみつかれたままでは一歩も歩けませんが、手を引っ張っていくのなら、一緒に歩けまよね。寄り掛かり過ぎた関係は、長く続かないと、私は今は考えています。

「一人で生きる」という要素の中には、人を支えたり、支えられたりというバランスがとれる力も大切だと思います。
【 2007/11/22 10:41 花ごころ 】
一定の距離
人の心の痛みが解るようなら、他人に精神的負担をかけるような行動はとらないと思います。
その方は、花ごころさんの優しさに甘えていただけだと、私には思えてしまうのですが、、。
手を差し伸べられたら、ほんの少しの支えを借りて立とうとするタイプではなく 思いっきりしがみついて相手も転ばせてしまうような人、、。花ごころさんは、お優しいから傷ついてしまわれたのでしょうが、ご自分を責める必要はないと思います。
もしかしたら、今は、他の人にしがみついているか、強靭な神経の持ち主がサポートしているか、一人で歩けるようになってるか、、、?

甘え下手の私は、「大丈夫?」って、
聞かれると(全然大丈夫じゃないにもかかわらず)「うん大丈夫!」と 言ってしまい、、、「もっと素直に甘えた方が、可愛いがってもらえるよ」とある方から言われた事があります。もしかしたら、弱い自分の事が一番わかるから、一度甘え出したら、花ごころさんのお友達のようになってしまいそうで無意識のうちに、人に頼る感情をセーブしてしまっているのかな?
と これを読んで思いました。
eco URL 2007/11/22(Thu)15:33:13 edit
花ごころからecoさんへ
いつもコメントありがとうございます。(←御歳暮/高島屋)

彼女はひとまわり近く年上の私を、実際以上に大人に見ていたかもしれないし、息子を失った私のダメージが、彼女の想像を越えていたということもあると思います。
いつも最期のギリギリに近い段階になってから、急にHELPが来るので、受ける側としては、焦るのなんのって、、、
それが何度もあって、「駆け込み寺」を降りることになってしまいましたが、とにかく生きていてくれればいいと、今は思い出すだびに願っています。

人に甘えるのって、微妙なラインで迷惑になったり魅力になったりします。私は男の人に対しての甘え加減は抜群にうまいのに、女友達から「甘えられる加減」が、とっても下手でした。でもおかげ様で、その後の経験と努力で(?)、かなり上達しました。
やはり人は、失敗を重ねないと進歩しないんですね〜
【 2007/11/23 08:57 花ごころ 】
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花ごころ
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名古屋市内で夫と暮す50代。
今を生きる[私]から[あなた]へ、気の向くままに思いをのせて、花びらが風に吹かれていくような、そんなことばのおたよりを綴ります。

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