おみやげ 2006/10/18 (Wed)

「今日はいいものがあるヨ！」
　夫の言葉はうれしいような恐いような〜

カバンの底から大きな生栗がゴロゴロ、、、
　これは見事で、おいしそう〜

くしゃくしゃのティッシュの中の最中らしきもの、、、
　せめて荷物の一番上に、つぶれないように、そっと乗せてきてください。

知らせ 2006/10/17 (Tue)

私が大好きだった年上の女性が亡くなったと
昨夜、悲しいFAXが届きました。
ずっとお会いしていなくても、
機会があれば会えるから、、、
そういう気持ちも、もう持てないのですね。

多くの人に紛れて、そさくさとお別れするのは苦手です。
いつも、虚しさだけが残るのです。

だから私の方法で、精一杯の長いお別れをしたいのです。
日々の暮しの中で、笑顔を、言葉を、しぐさを、匂いを思い出し、
私もいつかと、空に向かってお話します。

さようなら、そしてまた、どこかで。

空気 2006/10/16 (Mon)

外出嫌いの私には珍しく、少し遠出して
もう一度行きたいと思うお店があります。

初めての街並の中で、ふと目にとまり、
店内のナチュラルなインテリアと清潔さが、
心と体に沁みわたってくるような、
そんな心地よいお店でした。

あのお店の空気を吸いながら、コーヒーを飲んで時間を過ごす、、、
いつの日かまたと、夢見る時間こそが、きっと幸せなのでしょう。

宇宙の中で 2006/10/15 (Sun)

何もする気がしなくて、
夢も希望も遠いものに感じて、
なんの為に生きているのかも忘れそうになり、、、

そんな日も、アリは懸命に餌を運んで、
花は太陽に向かって咲き、
雲はどんどん動いて空を変え、
どんなに眠れない夜も朝になり、、、

ちっぽけな私は、悩むのが仕事です。

いじわる 2006/10/14 (Sat)

次のレジは、山盛りカートの私の番という時に、
仏花だけの老人が、無言で横から入ろうとして、
私は、サッと間を詰めました。

最初から、最後尾の私の後ろに並んでくれれば、
すぐに「どうぞ」と譲ったのに、、、

あと10年、６０過ぎたら、こういう方にも譲ります。
だから神様仏様、今日のところは、私を許して。

面影 2006/10/13 (Fri)

息子に似た人を見ると、ハッとします。
時には、人込みの中を追い掛けたくなることも。
でも、どれほどそっくりでも、やっぱり別の人。

少し熱くなった心が、冷静さを取り戻し、
溜息をついて、後ろ姿を見送りながら、
心の中で、そっとつぶやきます。

どうかあなたは、これからもお元気で、
この世界で生きる喜びを、たくさん味わって下さいな。

あいしてる 2006/10/12 (Thu)

愛情の大安売りはいらないけれど、
添えてくれたあなたの手から、
温かなものが流れて来ると、
私の心は、やわらかになります。

自転車が駆け抜ける街の歩道で、
パン屋さんの閉まりそうなドアで、
居眠りしている部屋のソファーで、、、

あなたの手は不器用で、そして、とても大きい。

保存場所 2006/10/11 (Wed)

誰にも話せない、どこにも書けない、
そんな気持ちをもてあまし、
心の中のカギのかかる場所に、しまい込みます。

時には小さな嘘もつき、器用にとりつくろい、
でも自分には嘘が付けなくて、ごまかせなくて、
だから、苦しさがたまっていきます。

時々カギをあけて、のぞいて見て、
生々しさがなくなっていると、ほっとして、、、そしてまた、カギをかけるのです。

幼稚園のお砂場で 2006/10/10 (Tue)

純ちゃんがB君と仲良くしていた時は
練っておいた「泥だんご」を投げ、
晋ちゃんが餃子とキムチの国のお友達と
仲直りしようとしていたら、
みんなが困る「落とし穴」を掘りました。

だから金クンは、いつもひとりぼっち。

「どうしてそんなことしちゃったのかな？」
やさしく聞いてくれる先生は、この園にはもういないのかもしれません。

誰のせい？ 2006/10/09 (Mon)

親は、子どもを殺して、
子どもは、親を殺して、、、、

自分がそうはしなくても、
もしかして、遠い所から知らぬ間に、
誰かがそうなるように、追い詰めてはいないかと、
もやもやしたものが、心に積もっていきます。

こんなニュースの生まれる世の中に、私も住んでいるのですから。